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保健室の扉の向こう

第3章 あまい罠


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「いっちばん美味しいやつ。のんでみて」



すでにカクテルを1杯飲んでいる。しかし私は、お酒に弱くもう顔が熱い。


「も、もう止めときます…」


「何言ってんの?飲まなきゃ…はじまらないよ」



突然、真顔になって顔が近づいてきた。


「酔った、雪ちゃんみたいのに」





かあああっと熱くなっていくほっぺた。


突然、雪ちゃん…って、勘違いしちゃうでしょうが…。



私は、知らずのうちに日本酒をがぶ飲みしていた。




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