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保健室の扉の向こう

第3章 あまい罠

よろけながら隣に来るとすぐにもたれてきて、生ビールを持った。


「それ、ビールだから…」


といっても無視してがっつり飲んだ。こいつ、何考えてるんだァ?



「ここからは、私した事覚えてませんから」


まだ、普通に喋れていたのに突然触り方とかがエロくなって、熱を感じる。


なんだ…。

騙してるのこっちなのに。



黒い髪を触られながらキスをしてきた。それから、舌を絡ませてきてムードが一気に変わった。



「せんせぇ。えっちしましょ」




誘おうとしていたのに、誘われた。



予想とかなんとか考えるより身を任せたほうがいいと感じた。



「…二人でいるときは秀也でいいから」



勝手に口が動いていた。

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