テキストサイズ

保健室の扉の向こう

第7章 偽り

翌日、私は普通通りに学校へ行った。しかし、この雰囲気で感じ取った。



ー何か問題が起きた…?



私は、足取りを速くさせ職員室を目指した。


「おはようございます」


勢いよく声を張り上げて、周りを見渡した。すると、平田先生が駆けつけて私の手を取った。



「彼奴に何された!!」


私は突然のことで頭が回らなかった。


「彼奴って誰…ですか」


「決まってるじゃないか!秋田秀也だよ!…ある女子生徒が妊娠したって言ったんだ」





ざわざわと響く職員室。


一人、

頭が真っ白になった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ