テキストサイズ

保健室の扉の向こう

第8章 見てるだけじゃなくて



私は、あの現場が正直まだ残ってる。きもいって思われるかもしれないけど、わたし的には屈辱的だった。



あの子の喘ぎ声が。


見える影が。




あの保健室の扉の先が毎回ああいった風になっていたら、私もこの恋を捨てていたんだろうなって思う。


でも今は、




「雪、ここ弱い?」


「やぁっ…あぁ!!」



それが私になってる。




「なかトロトロだね」


言いながら、でてきた私の液体を舐めている。満足そうな笑みで。



恥ずかしい。


けど、嬉しい。




それが女の子なんだ。


きっと華川さんも同じだと思う。



女子は変態嫌いだけど実際自分が一番変態って気づいていないからね。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ