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The man suitable for me

第5章 彷徨

返信がなくて、このまま、終わってしまうのかと、モヤモヤしていた気分が、一掃されて、踊り出したいくらい、気持ちが高揚していた。

今日という、本当に最後の日に、こんなサプライズが起きるなんて、信じられない。

カカオを通して、何をするのだろう?

ドキドキしながら、彼の返事を待った。

『これから、彼女に会います。彼女を抱いたら、その声を聞かせますよ。』

何度も、その文字を見返した。

何度、読んでも、同じだった。

私の心が、凍りつくような音が聞こえた。

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