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~夢の底─

第5章 霙──

 レラのいる間、殆どユノは喋らなかった。話を聞くもまだ大儀なのだろうか…チャンミンも話すのをやめた。
 背の高い、ほっそりとした銀の室内ライトだけに灯を残し、「あとで…食事持ってきます」チャンミンが見るユノの髪が、茶色がかった不思議な虹のような、透明な光を帯びる。




















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