私の彼は****が好き
第9章 誰にも渡さない……っ
*
「……浮気?」
お風呂から上がって着替えると、今日のことを(ざっくり)タケルに説明した。
まず、亜也ちんと勇人くんの家に忍び込んだ(?)こと……。
「そうそう、勇人くんが浮気してるって亜也ちんが疑っててね。……でもま、濡れ衣で良かったよー」
ソフィに座って、ふたりでお互いの髪を拭き合っこする。
「…………」
でも、タオルであたしの頭をゴシゴシするタケル、何か言いたそう。
「どーかした?」
「いや、でも話聞いてると、まだシロとは確定してないんじゃないかな……って思った」
「……?」
そう言われると……、
あたしも考える。
まあ確かに勇人くんが浮気してないとは限らないけど……。
「でもさ、亜也ちんの気が済んだならそれでいいんだよ、うんうん。疑うより信じる方が気持ちいいもんね♪」