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私の彼は****が好き

第10章 イジワルな先輩に…………

そんなことをしてるうち、電車がホームに滑り込んできた。


「これに乗るんだろ?」


すると先輩はあたしの腕を引いて電車に乗り込む。


朝のラッシュのピークだからか、車内はぎゅうぎゅうに混んでいて身動きもままならない。


それでも矢野先輩はあたしの側を離れることなく立ってる。四方から圧力が加わり、嫌でも先輩と身体は密着する。


先輩とこうしていると、アソコを弄られた夜を思い出してしまう。


怖くて心臓が壊れそうだ。


アナウンスと共に電車が発車すると、ぎゅっと眼を瞑った。


先輩から離れたいのに1㎝も動けない。


「……おとなしくしてろよ」


矢野先輩がそっと、誰にも聞こえないように囁いた。


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