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私の彼は****が好き

第12章 飲み会の夜に…………




「……んーっ?なんか言った?」



部屋着で歯を磨いていると、キッチンからタケルの声がした。



ついでにベーコンの焼ける香ばしい匂いも。



ちなみに夕食はだいたいあたしが作るけど、朝食はタケルの担当。



どうやら今朝のメニューはベーコンエッグらしい。



「だから、今日、夕飯いらないよって言ったの」



フライパンを握ったままタケルがあたしを振り返る。



「なんで?」



「……忘れた?今夜は高校のクラス会だって教えたよね?」



「え?…………そうだっけ?」



「そうだよ、先週言ったじゃん。まったく……」








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