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私の彼は****が好き

第13章 飲み会の夜に(タケル編)…………

「……??昼前に起きてバイト行った」



「そんだけ!?人に会わなかった!?」



ファミレスでのことを思い出す。
人波の中に、タケルらしき後ろ姿を見たこと。



「〇〇通り歩いてなかった?あたし、なんかタケルっぽい人見たんだけど!?」



「……」



すると手を洗いながらタケルは少し考えた顔で、



「……え?ホント?」


おどろいて振り返った。



それはあたしのセリフってやつ!



「なんであんなとこいたの!?バイト先と方向違うじゃん?」



「……」



「……タケル?」



「や、話すと長いんだけどね……簡単に言うと、おとといのクラス会に来れなかった友だちがさ、あの通りにある***って服屋で働いてるって聞いたんだ。で、懐かしいから、バイト前にちょっと顔見に行ったの」



「……へーー」



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