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私の彼は****が好き

第14章 オレの彼女になって…………





「お待たせ……」


狭いテーブルの向こうのナオくん、会ったときから顔が暗い。


「ごめんね、オレ、強引で」


「……ううん!」


あたしはムリに笑った。


空気が重くて、はやく帰りたい……



「あ、あのね、LINEでも言ったけどあたし彼氏がいて……」


「いきなりだね」


「……あ、ごめん」


一刻も早く帰りたい思いから、いきなり切り出してよけい変な空気にしちゃった。


「彼氏のことをそんなに好きなの?」


「…うん!好きなの!」


「そこ即答なんだ……。なんかオレ……告る前にフラれてんだ……」


「っ」


……や、やっぱりナオくんてあたしのコト好きなのかな……?


…………何で!???


爽やかな塩顔でカッコいいし、モテそうなんだけど……??


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