無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「………………」


「……あの、聞いてる？」


「き、聞いてる聞いてる‼」


なんか、あまりにも少女漫画みたいなことをイケメンに言われたから……


逆に実感がない。


まさか……からかってんじゃないよね……!?


「絵里ちゃんの彼氏、見てみたいな」


「…………え(タケルを)!?」


なんか話が変な方に行きそ……！


「ダメダメっ！……とにかく、もうナオくんには会わないから……っ、えっと……だから、」


「これで最後って約束だもんね……」


しゅんと悲しそうに肩を落とすナオくん……


「うわ、やばい……お前のことぜんぜん諦めらんないんだけど…」


「……!?」


こ、ここでいきなり"お前"呼びですか!?


「あ、あのさ!?あたしをからかってない!?……なんかナオくんたちってすごく女子慣れしてそうだから…！」


とここで、俯いていたナオくんが顔をあげた。