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そう言われると、あたしもすっかり目が覚めた。


さっきのえっちな夢も、もう忘れかけてる。


あーほんと夢で良かったぁ！


「うん。何か見よっか！あ、ビールでも飲む？」




＊＊＊＊



こうしてあたしが缶ビールを用意してる間、タケルはDVDをセット。


何を見せてくれるのかなっ？


洋画の大作かなぁ……


ビールを開けながらソファで待ってると、再生を押したタケルがあたしの背後に座った。


後ろからあたしを抱きしめるように座る……


「……タ、タケル……っ、ビール溢れるよ……」


急に抱きしめられてドキッとしたあたし…
タケルは耳たぶにチュッと甘くキスをして、


「ほらよーく見ててね」


っと呟いた。


「…………？」


DVDが再生される。


それは予想に反して洋画ではなかった。


と言うよりも映画じゃない……


家庭用のホームビデオで撮ったような感じ……。