私の彼は****が好き
第4章 友だちの家で……
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それは連休前の金曜の夜。タケルの友だちケンジくんから家に誘われた。
「あたしも一緒に行っていいの?」
「うん。だって絵里も絶対に連れてこい……って言われたから」
「え、嬉しいな」
ケンジくんはタケルと同じコーヒーショップでバイトしてる人。背が高くて、大人っぽいイケメンくんなんだ。(あたし的にはタケルの方がカッコいいけどね!)
「めぐちゃんも来るから。一緒に飲もうって」
めぐちゃん……つき合ってだいたい一年くらいになるケンジくんの彼女。
何度か四人で飲みに行ったり、カラオケ行ったり遊んだことがある。
「最近みんな忙しくてなかなか遊べなかったもんね。久々にいっぱい飲もうー!」
「ハジけすぎないでね?絵里酒入ると変なテンションになるから困る。まぁ酔いつぶれたら、泊まってけって言われてるけど…」
こうしてあたしとタケルは、電車に揺られケンジくんのアパートに向かった。