Tears ~緑のしずく~
第6章 恋模様~橋上の月・再会Ⅱ~
私を見た男の口から
〝おお〟と驚きともため息とも
判別のつかない呟きが落ちた
〝おまえは まだ ここにいたのか。。。〟
ええ そうよ
私 ずっと約束を守って
ここにいたわ
いつか あなたが言葉通りに
帰ってきてくれると信じていたから
ここを動いてはいけないよという あなたの言葉をずっとずっと守ってきたの
言葉にはしなかったけれど
あなたに 想いが伝わったのが判る
見上げた あなたの顔
時間の流れは 私には厳しかったのに
あなたには優しかったのね
あなた 昔と変わらない
あなたの眼から
はらはらとごほれ落ちる涙
その熱さを身体で素肌で
感じたいのに
もう 私 身体が動かない
さようなら あなた
ありがとう あなた
私の身体を通り過ぎていった男たちは皆
私を馬鹿な女 愚かな女だと嗤った
でも 私は正しかった
あなたは 約束どおり
ここに帰ってきてくれたもの
〝おお〟と驚きともため息とも
判別のつかない呟きが落ちた
〝おまえは まだ ここにいたのか。。。〟
ええ そうよ
私 ずっと約束を守って
ここにいたわ
いつか あなたが言葉通りに
帰ってきてくれると信じていたから
ここを動いてはいけないよという あなたの言葉をずっとずっと守ってきたの
言葉にはしなかったけれど
あなたに 想いが伝わったのが判る
見上げた あなたの顔
時間の流れは 私には厳しかったのに
あなたには優しかったのね
あなた 昔と変わらない
あなたの眼から
はらはらとごほれ落ちる涙
その熱さを身体で素肌で
感じたいのに
もう 私 身体が動かない
さようなら あなた
ありがとう あなた
私の身体を通り過ぎていった男たちは皆
私を馬鹿な女 愚かな女だと嗤った
でも 私は正しかった
あなたは 約束どおり
ここに帰ってきてくれたもの