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もう　良いよ
それ以上
苦しむあなたを見たくないから
私から〝さよなら〟を言ってあげる

　覚えてる？
　私たちが初めて出逢った
　　　あの場所

　白いペンキ塗りが
避暑地のコテージを思わせた
　小さな喫茶店

　私がバイト初日で
あなたが初めてのお客さま
　うっかりして
トレーをひっくり返してしまった私を

　あなたは怒りもせずに
優しく見つめていた

　告白されたのは
あなたが二度目に喫茶店に来た日だったね