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Tears ~緑のしずく~

第10章 別離~めぐり逢いの反対側~

大丈夫だ
 俺がいつも側についている
 だから おまえは
 今のおまえのままでいれば良い

あなたの無言の言葉が
 繋いだ手から伝わってくるような気がして
 私 泣きそうになった

あるがままの私を認め
 受け入れくれた あなた

 でも
  心の中では
 いつか こんな日が
来るのではないかと判っていたの

 あなたのような素敵な男が
私なんかの恋人でいる-
それは 何かの偶然
 もしくは
神様が冴えない私を可哀想に思って
ほんの一瞬だけ見せてくれた
 幸せな夢だと

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