
社長様のモノ
第2章 二人の関係
****
車に連れて来られ、10分 車に揺られて 着いた先は…
「何ここ…」
高級ホテルのような店に、ズカズカと 入っていく煌貴。
ドアマンの人たちは、煌貴の顔を見た途端、すぐに通すし…
意味がわからない。
「ねっ、煌貴…ここ……っ、んっ」
煌貴に聞こうと 顔を上げたら、
チュッとリップ音をたてて、唇が重なった。
すぐに唇が離れ、私は 少し寂しくなった。
「そんな物足りないみたいな顔 すんな。後で いっぱい してやるから、な?杏樹ちゃん?」
「……っ!!/////」
私の思っていたことを突かれ、私は 顔を真っ赤にする。
もう、完全に煌貴のペースだ…
