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twin★love

第9章 9★傷つけてまで

「そういえば亜子、晴君にお礼を言っておきなよ。」

さっきまで話を聞いていた亜貴がいった。

なんでも亜子は目が覚めたら自分の部屋にいたのだが、そこまでの記憶が全くない。

だけど亜貴の話しによれば家の前で倒れた亜子を部屋まで運んでくれたのは晴らしい。

『晴ちゃん、やっぱり優しいよね…』

頭の中に晴の優しい笑顔が浮かぶと、胸がきゅっと締めつけられる。

「洋人さんと千帆さんにもお願いしておいたから、今日の晩、荷物準備しといてね。」

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