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twin★love

第9章 9★傷つけてまで

そして次の日、亜子は学校で思いきって教室から出てきた晴に話しかけた。

周りの視線や三島さんのことが気になったけどそれよりもきちんと晴にお礼が言いたかった。

「晴ちゃん!」

亜子に話しかけられて驚いたのか、少し目を丸くした晴。

「亜子…どうしたの?」

「あのね、昨日お父さんから晴ちゃんがあたしを助けてくれたって聞いて…その、ありがとう。」

晴は目の前でペコリと頭を下げる亜子の姿をみて、とても嬉しくなった。

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