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twin★love

第11章 11★君のため

県外の大学に通うため、一人暮らしをしている蘭と会うのは半年ぶりくらい。

凛と同様、一人っ子の亜子と晴にとってはもう一人の姉のような存在であった。

「なんで蘭姉まで…」

蓮は怪訝そうな顔をした。

「せっかくお姉様が帰ってきてやったっていうのに、その言い草はないんじゃなーい?」

「いてっ!やめろって!」

さすがの蓮も凛と蘭にはかなわない。

「でも蘭、どうしたの?大学休みでもないでしょ?」

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