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twin★love

第2章 2★初めての感覚

うつろになった亜子の目。

『あたしのファーストキス…蓮ちゃんとしちゃった…』

亜子は初めての感触に戸惑っていた。

無理やりされて嫌なはずなのに、なぜか止まらないドキドキ。

「亜子、ほら。もう一回しようぜ?」

蓮のその目に誘惑されるように蓮を見上げる。

「…んっ…」

再び塞がれる唇。

何度も喰むように塞がれる感覚に、亜子は蓮のほうに寄りかかった。

『晴ちゃんが見てるのに…』

晴は目の前の光景が信じられなかった。

というより、信じたくなかった。

好きだった女の子が親友と、幼なじみと、キスをしている。

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