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twin★love

第11章 11★君のため

次の日、朝学校に行くと靴箱のところで三島友梨香にばったりあってしまった。

「おはよう、蓮君!」

まるで亜子なんていないかのように素通りすると、甘い声で蓮に駆け寄る。

亜子は心の中がモヤモヤした。

『なんで?蓮ちゃんのことなんか…』

亜子にはまだそれが何なのかわかっていない。

「亜子!おはよーっ!」

教室に入ると理彩がこちらにやってくる。

「理彩ちゃん、おはよう。」

「なんか元気ないね、同居生活、うまく行ってないの?」


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