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twin★love

第11章 11★君のため

『でもやっぱり俺じゃダメだったか…』

裕翔は自嘲気味に笑った。

完璧すぎるスペックの二人の幼なじみ。

裕翔だって負けてはいなかった。

テニス部のエースで、優しく、後輩からも慕われ、顔もスタイルも整っており女子からの人気もすごかった。

それでも入学してからの二人の人気は凄まじかった。

でも別にそれが気になっていたわけではなかった。

亜子と二人が生まれた時からの幼なじみだということを知るまでは。

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