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twin★love

第12章 12★守りたい

よく知ってる、この香り。

「はる、ちゃん…」

「亜子、もう大丈夫だから。」

亜子はその優しい声を聞くと、安心して意識を失った。

腕の中で目を閉じた、世界で一番大切な女の子。

制服はボロボロで、こんな小さな細い体で立った一人で耐えていた。

晴は許せなかった。

それはもう一人も同じだったようで。

「てめえ、自分がやったことわかってんの?」

蓮は鋭い目つきで三島友梨香を見下ろした。

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