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twin★love

第12章 12★守りたい

蓮は隣に座る晴を盗み見た。

同じように亜子に眼差しを向ける晴。

こいつとなら、こいつのほうが亜子を幸せに、大切にできるのかもしれない。

優しくて穏やかで、尊敬もする晴だったら…

「なあ、晴。」

「ん?」

蓮は自分の痛む拳を強く握りしめた。

「亜子のこと、お前になら…俺、奪われてもいい。」

晴は驚いた。

まさか蓮がそんなことを言うなんて。

昔から自分をしっかりもってて、一度決めたら絶対にやり遂げる蓮。


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