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twin★love

第13章 13★好き

下を向いてお互い黙ったままの蓮と亜子。

二人とも顔が真っ赤で、何も話さないまま時間は過ぎていく。

『どうしよう…蓮ちゃんに聞かれてた…恥ずかしくて穴があったら入りたい!』

亜子は泣きそうだった。

「あの、さ…ケガ、大丈夫なのか?」

先に口を開いたのは蓮。

その口調はいつもの強気な感じとは違い、思いっきり動揺が現れていた。

「…うん。蓮ちゃん、助けてくれてありがとうね。」

「べつに。つうか、さっきの話…」

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