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twin★love

第14章 14★止まらない衝動

そのあと、麗美が一旦着替えを取りに帰ってきて、そのまま仁と二人で再び病院へ行ってしまった。

生まれるのは今夜か明日の朝くらいになるそうだ。

流れる沈黙。

二人きりになった亜子と蓮はお互い何を話せばいいのかわからなくて俯いていた。

蓮は亜子の手に自分の手を重ねるべく、近づけていった。

「あっ!」

ビクッ

亜子の突然の声に、蓮はその手を慌てて引っ込める。

「な、なんだよ!」

「蓮ちゃん、あたし、晴ちゃん家に着替えとか全部おいてきちゃった。」

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