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「…で、それを俺に相談すると。」

あきれたように優しく困ったように笑うのはもう一人の二人の幼なじみ、結城晴。

物腰が柔らかく、成績優秀、その美青年と呼ぶにふさわしいルックスは学年の女子の人気を蓮と二分するだけのことはある。

「だってお前しか相談できるやついねえもん…」

幼なじみであり、同じ男同士として親友でもある二人。

そんな二人がかつて取り合った女の子が亜子だ。

実は晴もまた蓮と同じく亜子がずっと好きだった。