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twin★love

第15章 15★あの日から…

蓮は慌てて散らばったシャツを羽織る。

上半身裸で亜子のベッドで眠っていたところなんて見られたら終わりだ。

亜貴は見た目は可愛らしいが亜子のこととなると恐ろしい。

「亜子??寝てるのか?」

トントンと軽快な音がしてドアをノックする亜貴。

「ううん!あのっ、勉強してたの!蓮ちゃんと!もう終わるから!」

「蓮君きてるのか!ならよかったら一緒に晩ごはん食べていく?」

「は、はい!ぜひ!」

蓮は返事をしながらベルトを締める。

「おっけー!じゃあ作ってるから、終わったら降りておいでな!」

ドア越しに明るく言うと亜貴は下に降りていった。

「はー、びっくりした。」

胸をなでおろす亜子。

「…亜子、さっきまた蓮ちゃんって呼んだ。呼び捨てにしろっていってんだろ。」



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