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twin★love

第15章 15★あの日から…

柔らかい髪を撫でると、寝ているはずの亜子の口元が緩む。

「…かわいい。」

そんな亜子をみていると蓮も眠たくなってきた。

時計を見ると6時すぎ。

明日は土曜で、休みだ。

少しだけ…

蓮はそっと目を閉じた。



「蓮ちゃん!!!蓮ちゃん!!!起きて!!!」

肩を揺すられ目をゆっくりとあける。

そこには制服を着た亜子。

「…んー…亜子…」

抱き寄せると亜子は抵抗するように蓮の腕から逃れようとする。

「お父さん!!帰ってきたの!!早く服着て!!!」

蓮は寝ぼけた頭で考える。

お父さん…帰ってきた?

「亜子ー?いるのか?今日の晩ごはんは亜子の大好きなクリームシチューだぞ!」

階下から聞こえる亜貴の明るい声。

そして軽快な足音。

階段を登ってきている音だ。

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