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「んー…」

亜子の席に目をやる。

と、そこにいたのは学級委員をつとめている真野。

あいつ、なんで亜子と？

「蓮、顔怖いよ。」

「…ちょっと行ってくる。」

席を立ち上がり、真野と亜子の間にわってはいった。

「れ、蓮ちゃ…」

「亜子、屋上いこ？」

教室のど真ん中だというのに蓮は亜子の手をつかむと外に連れ出した。

「蓮ちゃん！手、痛いよ…！」

屋上まできてやっと蓮の足は止まる。

身長差のあるぶん、蓮の一歩は大きくて亜子はついてくるのがやっと。

手は繋がれたままだったから引っ張られる形になっていた。