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twin★love

第18章 18★ライバル

そんな萌のことをどんどん好きになっていった。

「萌はさ、蓮のどこが好きなの?」

すると萌はわかりやすく顔を赤らめ、手に持っていたシャーペンを落とした。

「か、かいちゃん…!」

「だって蓮、萌のことけっこう意地悪してたじゃん。」

そう言うと萌はほっぺをふくらませた。

そんな表情もとてつもなくかわいい。

「蓮ちゃんはね、本当はすっごく優しいの。」

目を伏せて言う萌。

こんな表情にできるのは蓮だけなんだ。

そう思うと胸が苦しくなる。

「…ノート、とるの手伝おうか?」

「ううん!大丈夫!わたしがとりたいからかいちゃんは自分のに集中して!」

授業中もつい隣を見てしまう。

だけどそんな海斗に全く気が付かないくらい集中して黒板を見つめている萌。


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