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twin★love

第4章 4★どっちか選んで

ぎゅっと抱きしめられると、亜子の体は震えた。

「離してくださいっ…!」

「ごめん…!」

そんなふうにされると、あの時の感覚を思い出してしまう。

「でも俺は本気だから。」

そういうと秋山先輩は部室の方へ行ってしまった。

『どうしよう…』

亜子は憂鬱に思いながら三人の集合場所である花壇の前に重い足を向けた。

「亜子、お疲れ様。」

先に来ていたのは晴。

いつもと変わらない優しい笑顔を向けてくれる。

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