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twin★love

第4章 4★どっちか選んで

優しくて、温厚な晴。

蓮にいじわるされた時にいつもかばってくれたのは昔から晴だった。

『その晴ちゃんが、あんなことするなんて…』

晴の整った横顔を眺めながら亜子は考える。

「亜子…この前のことなんだけど…」

突然切りだされた、触れたくなかった話題。

「ごめん、無理やりあんなこと…俺、最低だよな。亜子が泣いてたのに、嫌がってたのに。」

亜子はたしかにあの時、恥ずかしくて、見られるのが嫌で、仕方なかった。

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