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だったらすぐに、答えは出ているはずなのに。

「亜子、ゆっくり考えな。」

理彩はそう言うと、亜子の頭をポンポンと撫でた。

『あたしが好きなのは、好きにならなきゃいけないのは秋山先輩なのに…』

それなのに、頭に浮かぶのは…

亜子はフルフルと頭を振って、もう一度頷いた。

『あたしは秋山先輩のことを好きになるって決めたの！』