テキストサイズ

twin★love

第8章 8★接近する距離

なんとか家の前まで辿り着く。

憂鬱と、辛さと、痛さで萌はもう歩くのがやっとの状態。

「萌?」

その声は、優しくて、穏やかで…

「…る、ちゃ…」

ドサッ

「も、萌!萌!?」

自分の腕の中でぐったりとする萌を晴は抱きかかえる。

あの日以来、萌と話をしていなかった晴。

ずっと気になってはいたけど、どんな顔で萌と絶すれば良いのかわからなかった。

この前あった時よりも少し痩せたような気がする。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ