テキストサイズ

「先生、食べちゃっても良い?」

第4章 保健室

もしかして……えっ、また!!?




またここで終わるの!!?





そんな……ムリ……。





こんなに気持ち良くしといて。今放置されたら、私、曽根崎君の事襲ってしまうかも……。







「先生、こっち向いて」


「うん……」






言われた通りにすれば、続きしてくれるかな……。





キョウ君の方へ体を向け直したけど……キョウ君はそんな私を下から見て柔かに笑ってるだけ。





やっぱり意地悪……。






「よっ……と。先生、ギュッてして」






って、やっぱり前言撤回。





体を起こしてキョウ君が私の体を抱きしめてくると、胸がキュンとしてしまう。





肩に顔を乗せて……甘えてる……可愛い……。







「先生、好き。もう授業中寝ないから、付き合ってください」


「っ……!!」






…どうしよう。どうしよう、どうしよう。






これヤバイかも……私……









「……うん」









ああ……言ってしまった。







「えっ!!? 良いの!!? マジ!!? 」


「うん……」






曽根崎君が喜んでくれるのは嬉しいけど。





私、地雷踏んだ?








「や、やった……マジ嬉しい……」







目を潤ませて軽く口付けてくるキョウ君がだんだん本気の目になってくると、不安とか後悔も消えてしまう。






「……もっと」







もっとって……







「舌絡める奴しようよ。俺の舌舐めて吸って?」


「っ……!」







やっぱりキョウ君と付き合うなんて……手に負えるかな……私。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ