テキストサイズ

「先生、食べちゃっても良い?」

第5章 部屋

優しいのか優しくないのか、キョウ君って本当掴みどころがない……。





「…ヤバイ、先生、俺……本気で先生の泣いてる顔見るのとか好き……先生にもっと意地悪したくなる」


「っ……!!」






何この発言……絶対Sでしょ!!




頭よしよししながらって、全然心と体が合ってないし!!!




何やらその含み笑いが、何か企んでいるのバレバレ……!!







「ベッド行こっか」



「えっ……? あ、ちょっと、ここでするんじゃないの!!?」


「先生を裸にしたまま冷たいテーブルの上に組み敷くなんて事出来ないよ」







いやいやいや、今までしてたくせに……!!





でも、お姫様抱っこなんて初めてされたから、少し胸キュンしてしまう。











「……ベッド入ったら覚悟しててね」










キョウ君から低い声で囁かれると、そんな気持ちもすぐに消え去ってしまったけど……。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ