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「先生、食べちゃっても良い?」

第6章 ベッド

そのまま呼吸を整えながらベッドの上でぐったりしていると、縛っていたネクタイが解かれて。







「先生、大好き……」







ぎゅっと体を抱きしめられ、頬にちゅっとキスされる。







やっと解放して貰えた。






そんな安心よりも、今の私は素直に気持ちを伝えてくれるキョウ君が可愛くて、好きでたまらない。








もう一度頬にちゅっとキスされると、私もキョウ君の体腕を回しながらぼんやりと呟いた。







「私も……好き」








これからどうなるのか分からないけど、……キョウ君が高校を卒業したら付き合ってる事が公になっても罪にはならないだろうし……






残り一年、大丈夫だよね……?







出会いの春は……始まったばかり。

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