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バラードは君だけに

第6章 僕が保護者になる


ピピピ、ピピピ…

「はっ」


セットしておいたアラームが鳴り、私は起きた。
眠い目をこすり顔を洗うと、ホテルの寝間着からきのう湊さんに買ってもらった服に着替える。

ーーーー

しばらくして、
トントンとノックの音がした。

「はいっ」


ドアを開けると湊さんが立っていた。

「おはようございます」


「美羽ちゃん…」

「え?」


しかし彼の表情は、固く険しいものだった。

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