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みそ汁の中

第1章 私は現在、就活女だ

私の名前は純子


どん子と呼ばれていた時代もあった。


イメージって大事だよね…



時代は変わって現在


今日は2社回ったけど手応えがまるで無い。

落ち込んでいた。


そういえば、まだお昼を食べてない。


私は少し歩いて、近くの目についた定食屋さんに入ろうとする。



『茶源棲』


この定食屋さんの名前

ちゃげん…そう

と読むのかな?



ガラガラー



「いらっしゃいませー」


昼食には遅い時間帯だったが客がちらほらと居る。


私は資料を見たいからテーブル席に座った。


店のおばさんが笑顔で水を運んで来る。
「いらっしゃいませ、ご注文は?」


「えと、生姜焼き定食」


「はい、生姜焼き定食ね」

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