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銀魂

第23章 どうでも良い事に限ってなかなか忘れない

…なんで、どうしてだ。


ちゃらんぽらんと呼ばれていながら



なんで僕は…


なんでみんな…


僕が一人で自問自答してるといつの間にか万事屋のメンバーの他に真選組の人たちまで僕の前に立っていた。


沖)「ガキはすっこんでな。死てーのか」


神)「あんだと。てめーもガキだろ」


新)「なんなんスか一体」


土)「不本意だが仕事の都合上一般市民は守らなきゃいかんのでね」


悠)「あれ、あたし達の事一般市民って思っててくれたんですか?意外ですね」


土)「…そういう事だ。撃ちたきゃ俺達撃て。チン砲だかマン砲だかしらーが毛ほどもきかねーよ」


新)「そうだ、撃ってみろコラァ‼︎」


沖)「このリストラ侍が‼︎」


神)「ハゲ‼︎リストラハゲ‼︎」


悠)「今時リストラとかダサいぞハゲ‼︎」


お)「俺がいつハゲたァァ‼︎上等だァ‼︎江戸を消す前にてめーらから消してやるよ‼︎」


みんなの罵倒にキレたおやっさんは蝮Zを彼らに向ける。


そんなおっさんにみんなは一斉に突っ込んで行ったのだった。


〜銀時 side end〜


お)「俺がいつハゲたァァ‼︎上等だァ‼︎江戸を消す前にてめーらから消してやるよ‼︎」


工場長と思われるおじさんがあたし達に大砲を向けてくる。


神)「私たち消す前にお前消してやるネ‼︎」


悠)「いけェ‼︎」


『ワァァァァ‼︎』


あたし達は工場の方に向かって走り出す。


すると後ろから声がした。


銀)「悠、ちゃんと木刀は持ってきただろうな?」


悠)「え、はい」


あたしがそう答えた瞬間にはもうあたしの手から木刀は消え、その代わり目の前にあたしの大好きな姿があった。


銀)「工場長、すんませーん。今日で仕事辞めさせてもらいまーす」


悠・新・神)『銀さん/ちゃん‼︎』


銀)「ワリーが俺ァやっぱり自由(こいつ)の方が向いているらしい。お世話になりました」


銀さんはそう言うとダンッと大きく大地を蹴り大砲の所まで飛び大砲入り口に木刀をぶっ刺した。


大砲はその場で爆発する。


その様子をあたし達は少し遠目から見ていた。


銀)「オメーら、けーるぞ」


銀さんは首をコキコキとダルそうにしながらいつもの死んだ魚の目であたし達を見ながら言ったのだった。

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