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銀魂

第23章 どうでも良い事に限ってなかなか忘れない

そして、一緒に工場で働く仲間、近藤さんとなんだかよくわからないが真選組から潜入捜査で来たジミー(山崎退)と「ジャスタウェイ」と言うものを無我夢中で作っていた。


だが、僕らが作っていた「ジャスタウェイ」が爆弾だったのだ。


それを知った僕、近藤さん、ジミーはこの工場から逃げようと計画したがあっさりおやっさんに見つかり、通報を受けて駆けつけた真選組の脅しとして人質にまでされてしまった。


しかも、最終的にはおやっさんが10年かけて作ったという「蝮Z」(大砲)を撃たれ地面に落とされた。



お)「フハハハハ‼︎見たか、蝮Zの威力を‼︎これがあれば江戸なんざあっという間に焦土と化す‼︎止められるものなら止めてみろ‼︎時代に迎合したお前ら、軟弱な侍に止められるものならよォ‼︎さァこいよ‼︎早くしないと次うっちまうよ‼︎みんなの江戸が焼け野原だ‼︎フハハハハハハ‼︎どうした?体がこわばって動くこともできねーか‼︎情けねェ…」


くっ。


どうすればいいんだ。
あの大砲を止めなければ江戸が…
でも、今僕は両腕を縛られてなにもできない。



万事休すか…



僕は歯を食いしばりながら諦めた。



その時だった。



新)「どうぞ。撃ちたきゃ撃ってください」


神)「江戸が焼けようが煮られようが
知ったこっちゃ無いネ」


悠)「でも、この人だけは撃っちゃ困りますよ」



解散したはずの万事屋のメンバーが僕の前に立っていたのだ。


僕は驚きのあまり目を見開く。


銀)「な…なんで。なんでこんな所に…僕の事はもういいって…もう好きに生きていこうって言ったじゃ無いか。なんでこんな所まで…ぶっ‼︎」


僕が3人に尋ねると何故か頭を蹴られた。


そして、語り出したのだ。


神)「オメーに言われなくてもなァこちとらとっくに好きに生きてんだヨ」


新)「好きでここに来てんだよ」


悠)「好きで…好きでアナタと一緒にいるんだよ」

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