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きみじゃなきゃだめなの

第4章 そんなのとっくにわかってる

俺の思い出が減っちまったらもったいないし
あいつのかわいさを他の奴らに教える必要なんかあるか

だけど自慢したい、
そう自慢したいんだ俺は。

あいつがどんなにかわいくって俺のことを好きなのかを。

小さい手でおにいちゃんいっしょにねよ!
って言った時は実際悶えた

ピンクのパジャマ着たあいつは天使って言うにはちょっと大きかったが
今までの宗教画のどんな天使にも負けないくらいかわいかった。

蜜みたいな色した金髪はキラキラと光を反射して天使のわっかかと思ったし

ピンクの頬は桃よりみずみずしそうでかじりつきたいと思わせたし

ニカって笑顔は天使って言うにはややおとなしさにかけてたけど
俺にとっては天使に見えたんだ

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