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きみじゃなきゃだめなの

第5章 あいらぶゆーあいにーじゅー

みんなにカワイイネって言われるのも楽しかったけど
本当にいって欲しい人にいってもらえると全然違うんだって分かったから。

だってどんなに沢山の人よりも
10年一緒にいるウィルの方がわたしに新しいドキドキをたくさんくれるんだもん!


「やぁエミリーリンゴをくれるかい、一番おいしそうな奴を」

声をかけられて振り向くとここ数日で見飽きたおじさんがいた。

またかって感じ。

「毎日リンゴ何回も買ってそんなに好きなのかい?」

基本的に誰にでも優しいけどこの人は話がちょっと別だ。

だって

「好きだよ、君が選んでくれたリンゴはおいしいからね、
それにりんごを買えば何度も君と話せるじゃないか」

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