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きみじゃなきゃだめなの

第5章 あいらぶゆーあいにーじゅー

「機嫌直ったか?」

「別に怒ってたわけじゃないよ」

でも気分が良くなったのは本当だ。
いろんなバーガーはどれもおいしくてお肉とソースはいつ食べたっておいしいんだもん。

一番シンプルなハンバーガーとポテトと
ダイエットコーラとサラダとパンケーキ

「子供のころママと二人でよく食べてたんだよね」

懐かしいなっていうとおじさんはうんうん頷いてる。

「あの頃はこのハンバーガーを一個食べられなくてさ、
ママに全部食べられたね偉いわエミリーって誉めてもらったの今も覚えてるんだ
そのころから同じ味だからね、いつも食べるたびに思い出すんだ」

「奇遇だね、俺も一人っきりの時食事に困ったらよくハンバーガーですませていたよ」

苦笑いともちょっと違った頬笑み

さっきまでのへらへらしたおじさんじゃなくて、
年相応の落ち着きとかそういうのがにじみ出てたかんじ。

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