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きみじゃなきゃだめなの

第5章 あいらぶゆーあいにーじゅー


「なんでも好きなだけ頼んでいいぞ」

おいしい店に連れてってやる
俺のお気に入りの店だからお前も絶対好きだぞ
って胸張って言われてついてきたらハンバーガーチェーン。

でもまぁらしいかなって思ってしまったから仕方ない。
このおじさんと二人で高級フレンチなんてそっちの方がどうかしてるからね。

「エミリーはハンバーガー好きだよな?」

「そりゃもう、前のパパより好きかもね」

「おお、なら良かった、好きな物頼んでくれ」

一緒にいるのが変なおじさんでも、
好きなモノからどれにしようかなって更に好きなモノを選ぶのは楽しい。

夕飯にはちょっと早い店内は空いていたから、二人で入口近くの四人用の席に座った。

大きな窓ガラスからは夕暮れの街がよく見える。

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