テキストサイズ

きみじゃなきゃだめなの

第2章 きみじゃなきゃだめなの2

バスジェルがぬるぬるしてるんだよ?
本当だって

声は抑えてないと、だってリビングには彼がいるんだもん。

ジェルを肌に落すとたらりって体を伝っていくのを意識しちゃう

ずっとシャワー出しっぱなしだから声は吸収されるかもだけど
聞かれたら恥ずかしいじゃすまないし

義理の兄妹だけどそういうのってやっぱね?

…意識されてるかわかんないけど。


さっきまで別の男の人が触ってたそこを
彼が触ることを考えてそっと指を滑らす。

洗わなきゃ、
だってこここんなにベタベタだもん…
わたしの指は細くって、
キラッキラのピンクのかわいいネイルは彼のと全然似てなくって、

大きくてちょっと節のある彼の指を思い出したらカラダがキュンとした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ