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きみじゃなきゃだめなの

第2章 きみじゃなきゃだめなの2

って思うと我慢できなくって、わたしの頬をポロッと涙が伝っていった

カワイくなるのは自分で好きでやってることだけど
それだって好きな人に振り向いて欲しいからなんだよ。

彼のためにって押し付けるわけじゃなくって
100%自分のためだけど、

でもさ、
でもさぁ…

抑えられない涙がポロポロからボロボロになって、
メイクとかなんかもうどうでもよくなってきちゃった。

だって悲しいんだもん。


突然泣き出したわたしにおろおろ慌てて、
ズボンのポケットからヌガーを取り出して
ほら食べるか?なんて言ってくるけど

何のために持っていたのかな?
わたしのゴキゲンとるため?

どこまで子供だと思ってるんだろう
って考えてまた泣いた。

嘘泣き得意だけどこれは嘘じゃなくて勝手に涙出てきてるやつ

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